盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

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点訳入門(2)

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【点訳入門(2)】

前項では、点字の日本語文字について少し触れました。
復習です。
要点はこうでした。
1.点字は表音文字(1つの文字で1つの音を表す)
2.点字(日本語)の基本パターンはローマ字 

①②④の点で母音を、③⑤⑥の点で子音を表します。(ヤ行、ワ行は例外)
慣れてくると、子音と母音を分けて考えることなく読めるようになりますが、
覚える段階では、子音・母音それぞれの形を覚えたほうが早いと思います。
(上図は凸面の図。点字を打つ時は紙の裏から針で突くので、逆向きになりますが、その辺はまた後で。)

点字の50音

まず、アイウエオを覚えました。
覚えましたか?
墨点字「アイウエオ」(図は凸面  ● 部分は凸点、- 部分は平面)

次に、子音「k」(⑥)「s」(⑤⑥)「t」(③⑤)を紹介しました。
ここまでの内容をふまえて、「カ」~「ト」は以下のようになります。
墨点字「カキクケコ」
墨点字「サシスセソ」
墨点字「タチツテト」

では、さっそく練習です。読んでみましょう。(※点字は左から右に読みます)
(1)墨点字「アイス」  (2)墨点字「サトウ」  (3)墨点字「セカイ」  (4)墨点字「タイカイ」

いかがでしょうか。
答えは、(1)アイス (2)サトウ (3)セカイ (4)タイカイ  です。
 
それでは、また新しい子音を覚えましょう。
今回は、「n」(③)「h」(③⑥)「m」(③⑤⑥)を覚えます。
母音「ア(a)」と組合わせると、「ナ」「ハ」「マ」。以下のようになります。
墨点字「ナ・ハ・マ」

イ列~オ列も同じ要領です。
これで、「ア」から「モ」までの点字が読めるようになりました。


Last Update 2010-06-03 (木) 12:31:27

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