点訳入門(3)
つづきです。今回で50音はおわりです。
点字の50音
まずは、これまでの復習です。
全ての基本はアイウエオです。
(図は凸面 ● 部分は凸点 - 部分は平面)
これに子音の要素を加え、カ行~マ行まで紹介しました。
今までに出てきた文字が以下です。
残るはヤ行、ラ行とワヲンです。
ラ行は、子音「r」(⑤)を用いて、今までの要領で表現しますが、ヤ行とワヲンは少し変則的です。
順番に見ていきます。
④の点で子音「y」を表し、母音部分をギュッと下に降ろした形になっています。
⑤の点(子音「r」)に各母音を組み合わせます。
「ワ」(③)を基本として1つずつ点が増えていきます。
この3文字は、別個に覚えるしかないかもしれません。
促音、長音、濁音、半濁音など
日本語の点字文字としては他に、促音、長音、濁音、半濁音、拗音、拗濁音、拗半濁音などがあります。
覚えにくいものも多いので、一部だけ紹介します。
「ッ」 「ー」 「゛」 「゜」
促音は小さい「ツ」です。一文字として扱います。
濁点、半濁点はそれだけで1字使い、係る文字の前に置きます。
つまり、「が」を点字で表すと、右図となります。
以上で、日本語の点字のほとんどが読めると思います。
身近な点字表記を読んでみてください。
これからいよいよ点字の筆記ルールの話に入っていきます。
Last Update 2010-06-03 (木) 12:31:42
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