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要約筆記の勉強法1-2

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要約筆記の勉強法1-2 音と文字と要約筆記と音訳と

前回の内容に、ちょっと追記。
文字から音への変換のプロセス、これは音訳の作業に非常に近いものがあります。
音訳は、主に文字情報を、同一性を保ちつつ音情報に変換することによって情報保障をする技術なので。
要約筆記者、字幕製作者には、ぜひ音訳をかじってみてほしいです。
音訳者になる必要はないんで、ちょっと音訳をかじって、いざ目の前の文章を声だけで…と思ったときに、ちょっとした文字列の違いが物凄く読みに影響することを実感する、その感覚を体験してほしいなと思います。
それ逆に言えば、ちょっとした話し方の違いを文字で表現する難しさ…っていうことにもなってくるので。
さすれば文構造も表記も読点の打ち方も、そうそう無頓着ではいられなくなるはず。
音訳と要約筆記の両方の理論から考えていくと、要約筆記の違った面が色々と見えてくることを実感しています。
感じ方は人それぞれだとは思いますが、ほんのちょっとかじっただけでも、人によっては結構感じるもの・見えてくるものがあるんじゃないかと思う。
少なくとも私はそういう感触でした。
おすすめです。
かじるだけなら時間的にも大変じゃないので、試す価値あると思います。
別に具体的に得るものがなかったとしても、見聞を広めて悪いことはないし。
是非。


Last Update 2011-05-16 (月) 05:11:05

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