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形式名詞・補助動詞

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【形式名詞・補助動詞】

【文書における漢字表記基準】で少し触れました、「形式名詞・補助動詞」について、もう少し詳しく紹介します。

文書における形式名詞・補助動詞

公用書等において、形式名詞・補助動詞は平仮名で書くのが通例とされています。
辞書によると、形式名詞とは「名詞としての実質的意義がなく、常にその意義を限定する語句を伴ってのみ用いられる名詞」、補助動詞は「動詞で、本来の意味と独立性を失って付属的に用いられるもの」とあります。
それぞれの定義については諸説あり、ここでは言明を避けますが、“本来の字義を離れて付属的に機能する”という共通した特性を見ることができます。
以下に、比較的よく使うと思われる形式名詞・補助動詞と、その使用の一例を示します。

形式名詞の例

*こと(事)  → 外国に行ったことがあります。
*とき(時)  → 出かけるときは言ってください。
*もの(物)  → 世の中とはそういうものだ。
*ところ(所) → 今、来たところです。
*わけ(訳)  → 彼がそれを知らないわけがない。
*ため(為)  → 大雪のため、欠航します。
*ほう(方)  → この単語は漢字で書くほうが速い。
*とおり(通り) → 言ったとおりになった。

補助動詞の例

*おく(置く) → 宿題を済ませておく。
*くる(来る) → 考えれば考えるほど、わからなくなってくる。
*いく(行く) → どんどん遠ざかっていく。
*みる(見る) → 実際に試してみる。
*いる(居る) → 渋滞が続いている。


Last Update 2010-06-03 (木) 12:46:50

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