要約筆記実践7 「ももたろう」をどう書くか①
要約筆記実践7 「ももたろう」をどう書くか①
続きを書いてしまいます。
「ももたろう」と聞いたとき、どう表記するのが良いでしょうか、という話。
選択肢は主に3つです。
「桃太郎」(漢字)、「ももたろう」(平仮名)、「モモタロウ」(片仮名)。
混合形については今は触れません。(この場合あまり効果的ではないので)
上記3つの表記、それぞれにメリット・デメリットがあります。
こういう場合、筆記時間をベースに要素を比較していきます。
理由は、感覚的な判断になりがちなメリット・デメリット評価において、筆記時間という要素は、まがりなりにも客観的尺度として成り立つため。
ということで、まず筆記時間。
ももたろうの場合、見て予想できる通り、漢字表記が一番時間を食います。
問題は、その時間差がどの程度かということ。
どれが速いとか遅いとかいうことだけでは何も判断できません。
筆記時間が短いのはメリット。
そして筆記時間の差は、メリットの程度。
そのメリットの程度に対して、他のメリットを加味し、デメリットと相殺させつつ判断していくことになります。
で、ももたろう。
おおよその数字を出します。
「漢字は5秒、平仮名・片仮名は2.5~3秒。平仮名より片仮名のほうが少し遅い。」
私の計測結果です。
筆記時間は、人によっても書くものによっても違うでしょうが、ここで大事なのは相対関係。
よって数値そのもののズレは問題ではありません。
「漢字と仮名との差2秒強は、およそ平仮名3文字分の差。その3文字分を落とす、または遅れるだけのメリットが漢字表記にあるかどうか」
こういうような感覚で考えていきます。
Last Update 2010-06-03 (木) 11:59:30
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