盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

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盲ろう者向け通訳・介助員現任研修会

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盲ろう者向け通訳・介助員現任研修会

M・M

 9月18日(土)~20日(月)の3日間、福岡県で「盲ろう者向け通訳・介助員 現任研修会」が開かれました。全国各地から86名、富山からは4人が参加しました。
 18日午後の開講式。全国盲ろう者協会の塩谷さんから、盲ろう者宿泊型生活訓練等モデル事業が10月より国立リハビリテーションセンターで実施されることや、2013年に日本で開催される世界会議についての報告を受けました。
 今後、①盲ろう当事者の育成 ②通訳・介助員の育成 ③派遣事業の質を高める、の3点を強化していきたいと話されました。
 開講式の後は全体会。日頃の通訳や移動介助をする中での疑問や悩みなどを、実際の事例を通してディスカッションしました。
 19日、20日は分科会で学習を深めました。
 19日の午前は「移動介助の基本」を受講。盲ろう者が介助員に対して信頼を失くすのはぶつけられた時であると聞き、ハッとしました。安心して安全に移動が出来る介助法を、地元の盲ろう者と再度相談、確認して身につけたいと思いました。
 19日午後は「初歩から学ぶ指点字」。基礎、覚え方のコツなどを丁寧に教えてもらえました。受講者はほとんど指点字表を見なくても打てる方で、表に頼ってる私はかなり凹みました。でも、それがバネとなり「絶対頑張ろう!」という気持ちになりました。
 20日午前は「音声通訳の基本―難聴という障害の理解」。聞こえてきた事をただオウム返しするのではなく、対象者の聞こえの状態を確認しつつ、同音異義語や聞き間違いやすい単語には、補足説明を入れていくことの必要性を再認識しました。
 実習では、アイマスクと耳栓をした相手にどのようなイラストなのかを懸命に伝えました。しかし、アイマスクを外した相手からは「思ったのと違った」という声が聞かれ、視覚情報を的確に伝えることの難しさを実感しました。
 研修後は受講生と食事をしながら、日頃の活動や各県の状況の情報交換をし、有意義な時間を過ごしました。富山から一緒に行った仲間と博多の屋台で郷土料理を満喫し、ちょっとした観光気分も味わえました。今後もぜひ参加したいです。


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