盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

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盲ろう者向け通訳・介助員養成研修会

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盲ろう者向け通訳・介助員養成研修会

F.Y

 10月25日(月)~29日(金)の5日間「盲ろう者向け通訳・介助員養成研修会」を受講しました。受講者は全国各地から集まった31名と聴講生が2名の33名。中には視覚障害者が3名、聴覚障害者が1名いました。

 初日のカリキュラムが終わる頃、九曜さんとHさんが来られて、とても心強くなりました。

 コミュニケーション実習は、指点字、手話、触手話、手書き文字、音声、筆記、ローマ字式指文字を勉強しました。

 ローマ字式指文字は初めてでしたが、手話の指文字を覚えるよりは簡単でした。しかし両方が混ざり、会場内で何度も笑いがおこりました。先天性盲ろう児と先生が会話をしている映像を見ました。とても楽しそうに盲ろう児も参加しており、素晴らしいなぁと思いました。そこに至るまで、盲ろう児や両親、先生方、関わる人達が試行錯誤され大変な思いをしてこられた結果だと思います。

 富山での通訳は、主に音声と手書き文字。より多く情報提供するには、音声+指点字・パソコン、手書き+触手話も取り入れる必要があります。

 初めて九曜さんの講義を受けて、性格や生い立ち、ニーズを知りました。そのことで、更によい通訳介助ができると思います。友の会でも、同じように講義をしてください。また、Oさんからも生い立ちなどを話してほしいと思います。

 今年10月から国立リハビリテーションセンターで盲ろう者の宿泊訓練事業が開始され、4名の盲ろう者が訓練中です。

 「ゆくゆくはアメリカにあるヘレンケラーナショナルセンターのようなものを建て、通訳介助者派遣事業の充実を図りたい。アジアにおける盲ろう者の福祉ネットワークを作りたい。一緒により良い方向を目指していきましょう!」と村岡さんは話され、私も頑張ろうと思いました。

 通訳介助者は、新しい人材を増やしながらスキルアップをする必要があります。猛勉強ではなく、一日に1つずつ指点字を覚えるペースでもいいと思います。

 貴重な経験をさせていただきありがとうございました。これからの通訳介助に、学んだことを活かせるよう努力していきたいと思います。


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