会長挨拶
会長挨拶
今年の冬は久々に雪がつもりました。私の家の前には昨年融雪装置が設置され、除雪しなくてよくなった…と思っておりましたら、家の玄関先の除雪をしなければならないことに気がつきました。そんな冬も終わろうとしております。そして、いよいよあたたかい春を迎えようとしています。
多くの盲ろう者は家の中で閉じこもり、家族と会話することもできず、ひっそりと暮らしているといわれています。そんな盲ろう者の寒い心の冬にも、あたたかい春がやって来るのでしょうか?
昨年は「富山盲ろう者友の会」を設立することができました。また「富山県盲ろう者向け通訳・介助員派遣事業」が始まり、ようやく富山県において、盲ろう者福祉の大きな一歩を踏み出すことができた年だったといえます。
これを受けて、聴覚障害者協会の石倉理事長とともに、県内全15市町村の障害福祉課を訪問し、通訳・介助員派遣事業や盲ろう者友の会について説明し、盲ろう者の啓発活動や情報提供をお願いするなどの活動を行いました。
また、県内のボランティア団体や障害者団体等からもご協力いただき、盲ろう者や友の会のことをお話しする機会をいただきました。
このように盲ろう者に関心を持ち、知っていただけるようになったことは、大変喜ばしいことだと思っております。そして、これまでご協力いただいた通訳・介助員の方々をはじめ、会員の方々、賛助会員の方々、その他ご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございます。
さて、昨年友の会を設立し、新たな年を迎えました。その啓発活動の一つとして、今回から会報を発行することになりました。この会報によって、私たちの活動をより多くの方に知っていただくきっかけになり、盲ろう者の理解に繋がればと考えております。
今後とも私たちの活動にご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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