盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

現在の位置: ホーム > 今後の予定・活動報告 > これまでの活動 > 2013年度の活動 > 盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会を受講して

盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会を受講して

本文開始

 盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会は富山県で養成事業が始まって今年で6年目となります。今年度の講習会は8/4、18、25、9/22、29の5日間開催され受講生7名が全員無事修了されました。受講生のみなさん、本当にお疲れさまでした。これから友の会や派遣で一緒に活動できることを楽しみにしています。

 私はこの七月で六十六才になりました。この年になって私が盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会を受けようと思った切っ掛けは、昨年の七月に仕事を辞め今年の三月まで、半年間、老人生活を送っていて、老人性引きこもりにならないようにと思い高岡の視力障害者向けのパソコンサポートのボランティアをしているNATの門をたたき、Oさんに盲ろう者友の会の指点字サークルを紹介され、四月から参加し、Kさん、Yさん、お二方の手を借りて指点字を勉強しています。

 若い頃ほんの少し点字をやったことがあり、と言ってもホームヘルパー2級を取得するまで殆ど忘れてしまっていました。

 この講座を受けて分かったことは視力障害、聴力障害と言ってもいろんな症状の方がおられること、視力障害の方がパソコンを使うのに読み上げソフトを使ってショートカットキーを使い普通にローマ字入力で操作をして音と感覚を頼りに六点入力の方は殆どおられませんでした。

 Kさんのように点字や指点字、Oさんのように手のひらに文字を書いてコミュニケーションを取っておられる方、人それぞれ千差万別であることも知りました。

 実際に盲ろう者の疑似体験をしてみて目の前が真っ暗で音も聞こえないただ手を引かれて誘導されるままに歩く、まず不安になり手や肩に力が入り足元がしっかりしない。

 富山視覚総合支援学校のT先生の講義で介助者の誘導の実習で狭い所、障害物がある所等は腕を上手に使えば何とか誘導できることを知りました。・・・(介助者への信頼)しかし、コミュニケーションを取るとなると介助される方の表情もいろいろで、介助実習している私が未熟なせいもあり、自分自身段々と不安になり、それが介助される方に伝わり一層コミュニケーションが取れなくなってしまいすごく焦りました。

 この講習会を終えてコミュニケーションの難しさ、通訳を通じてついつい私自身の考えが出てしまって素直に伝えることができないこと等をこれからいろんな講習や経験を積み、先人、先輩たちのアドバイスを受けながら老後の人生後少し、世の中の役に立てたいと思います。最後の講習が終わってOさんの手のひらにさようならと書いて笑顔でお返事が貰え大変有意義な講習会でした。

 友の会 会長さんスタッフの皆さん有難うございました。【H.K】

本文終了

powered by Quick Homepage Maker 4.27
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional