スマホやパソコンを使った通訳の勉強会
2月9日 スマホやパソコンを使った通訳の勉強会
2月9日(土)の定例会では、スマホやパソコンを使った通訳技術を学びました。富山では、音声通訳ができる人の数に比べて、指点字通訳や触手話通訳ができる人がまだまだ少ないのが現状です。指点字通訳や触手話通訳の学習と並行して、比較的学びやすい技術を身につけようという企画です。
UDトーク
スマホに「UDトーク」というアプリを入れると、音声を自動的に文字にしてくれます。これを利用して、通訳者がスマホに向かって話した音声を、盲ろう者が点字ディスプレイで読むことができるのです。試験的に取り入れていますが、実用化するには、誤って認識された音を修正する体制を整えるなど、課題があります。
BMチャット
パソコンに「BMチャット」というソフトを入れると、盲ろう者が使うBM(ブレイルメモ、点字ディスプレイが付いた小型パソコン)と交信することができます。これを利用して、通訳者がパソコンに入力した文字を、盲ろう者が点字ディスプレイで読みます。分かち書きや点字の表現の規則(例:わたしわ とーきょーえ いきます)を知っておく必要はありますが、仮名入力もできることから、比較的ハードルの低い通訳方法です。もちろん、意味が伝わるように要約し、速くキーを打つ練習は必要です。
茶話会
勉強が終わった後は、茶話会です。春のおでかけの計画などで話が盛り上がりました。また、盲ろう会員の一人が、はぎれで作った小銭入れを持ってきてくれました。柔らかな手触りと華やかな柄が絶賛され、じゃんけんで勝った人がいただくことになりました。
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