設立10周年記念大会
6月23日 富山盲ろう者友の会設立10周年記念大会
富山盲ろう者友の会は2009年の6月に設立されました。それから10年間活動を続けてきたことを記念し、6月23日(日)、友の会設立10周年記念大会を開催しました。
会場は、この日に行われた定期総会に引き続き、ボルファートとやま瑪瑙の間でした。
式典
14:30から開かれた式典では、まず九曜会長が挨拶しました。
「みなさまに支えられて10年間活動してくることができました。ご支援とご協力のおかげと、深く感謝しております。
これまで盲ろう者の掘り起こし、実態調査にとりくんできましたが、なかなか盲ろう者の会員が増えないという課題を抱えています。本日は鳥取県の盲ろう者支援センターからおいでいただき、鳥取県の実態調査や掘り起こしについて伺う予定にしています。
今後とも、盲ろう者福祉向上に向けて活動してまいりたいと思いますので、引き続き皆様方のご支援とご支援をよろしくお願いします」
続いて、友の会の活動に長年、尽力した会員3人に対して、表彰を行いました。
会長から表彰状を手渡したあと、3人を代表して、設立から2017年度まで副会長を務めた小幡由起美さん(盲ろう者)が挨拶しました。
「みなさま、このように立派な表彰をいただき、ありがとうございます。
これからも頑張りたいと思います」
最後に、社会福祉法人全国盲ろう者協会理事長(代理出席)や富山県知事(代理出席)など5人の方からお祝いのことばをいただき、式典を終了しました。
記念講演
式典のあと、15:00からは、記念講演を行いました。
講師は、鳥取県盲ろう者支援センター事務局長の菅澤則夫さんです。
菅澤さんは、1991年から米子の手話サークルで盲ろう者と交流したのをきっかけに、長く盲ろう者とかかわってこられた方です。
この日の講演の内容は次の通りです。
- 鳥取盲ろう者友の会が全国の盲ろう者支援の先進地を視察し、その結果をもとに、盲ろう者の発掘や盲ろう者が自由に集える場の大切さを県に訴えた。
- それを受けて県は支援コーディネイターを公募・雇用し、県の責任で盲ろう者の実態調査を行った。
- その過程ですぐに友の会につながった人もいたが、県は、多くの人については長期の相談支援が必要だと認識し、相談員を置く盲ろう者支援センターを設置することになった。
詳しい講演の内容は、富山盲ろう者友の会の会報「かけはし19」(9月に発行予定)で紹介する予定です。
祝賀会
17:00からは、同じボルファートとやまの翡翠の間で、祝賀会を開催しました。
会員のほか、石川の友の会や来賓の方など40人が参加しました。
これまでの友の会の歩みをスライドで紹介したり、思い出をスピーチで語ったりしながら、なごやかに友の会10周年を祝いました。
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