盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

BMチャット勉強会

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9月1日 BMチャット通訳勉強会

講師の九曜会長

9月1日(日)13時から17時まで、富山県聴覚障害者協会が主催する「盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会」が開かれました。通訳・介助員として活動している人のための「現任研修」も兼ねての開催でした。
講師は、ITに詳しい、富山盲ろう者友の会の九曜会長が務めました。

BMにつないだパソコン

この日の研修のテーマは「BMチャット通訳」。
BM(ブレイルメモ)は、視覚障害者が使う携帯パソコンです。点字ディスプレイが付いています。このBMとパソコンをつなぎ、通訳者が話者の話をパソコンに打ち込み、盲ろう者がBMの点字で読むのです。
パソコンに詳しい人ばかりではないので、たっぷり2時間をかけて、アプリケーションとドライバをインストールし、入力する為の設定を行いました。

講義を聴く人たち

研修後半は、実際に人が話すのを聞きながら、その内容をパソコンで入力しました。ゆっくりした話し方でも、話の内容をきちんと伝えるのはたいへんです。タイピングの速さと正確さが求められます。
しかも、BMチャットを使った通訳の場合は、点字の規則に沿って入力しなければなりません。かなによる分かち書き、助詞の「は」は「わ」で、「へ」は「え」で入力。延ばす「う」は長音記号「-」で入力。会場の様子など状況説明が必要な場合は、かっこ「()」でくくって入力するなど、ルールはいっぱい。

BMチャット通訳に限らず、どの通訳方法でも同じなのですが、良い通訳をする為にはひたすら練習の積み重ねが大切なのです。

講師の藤鹿さんと通訳者

尚、7月14日にも、同じく養成講習会を現任研修を兼ねた授業が行われました。講師は、東京盲ろう者友の会理事長の藤鹿 一之さんでした。
その授業の一部は、11月ころ発行する友の会の会報「かけはし」でご紹介する予定です。

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