盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

市町村回りの報告

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 7月24日と25日、2日間にかけて、富山県内全15市町村の障害福祉課を訪問してきました。24日は富山市以外の呉東地区、25日は富山市と呉西地区を訪問しました。

 参加者(敬称略)は、県聴覚障害者協会理事長 石倉、富山盲ろう者友の会 九曜、他、通訳・介助員、 地元の盲ろう者等。

 今回の市町村回りのメインの目的は、新しく作成した友の会のパンフレットを障害福祉課の窓口においていただくのに加え、市町村から盲ろう者宅に郵送していただけるようお願いすることでした。結果は、富山市、滑川市以外の12市町(舟橋村には現在盲ろう者がいないようなので窓口においていただくことだけをお願い)では「パンフレットを盲ろう者宅に郵送してもかまわない」とのお返事をいただきました。滑川市は「検討する」、富山市は「郵送することはできない」とのお返事でした。

 12市町でパンフレットを郵送していただけることになったことはまずまずの結果かと思っています。その一方で、1番盲ろう者数の多い富山市で郵送していただけないのは残念に感じています。郵送できない理由として挙げられたのが、「障害者の団体はたくさんあるので盲ろう者だけを特別扱いすることはできない」というものでした。しかし、ご存知のように盲ろう者はマスメディアや活字媒体から情報を得ることが困難です。その意味で、他の障害者とは違った形での情報提供が必要ではないかと思います。どの障害者も同列に扱うことが平等なのではなく、その障害に合わせた形でのサービスを行うことが求められるのではないでしょうか。その点を理解していただけなかったことが残念でした。

 今回の市町村回りでは、友の会から大勢の皆さんにご協力いただきました。また、小幡さんと地元の障害福祉課を一緒に訪問できたことはよかったと思いました。そういった積み重ねが福祉を変えていくきっかけになるのではないかと思っています。

 今後とも盲ろう者の理解に努めていきたいと思いますので、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

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