富岩運河クルーズと岩瀬散策
4月13日 富岩運河クルーズと岩瀬散策
4月13日(土)、春のお出かけは、富岩運河クルーズ(富岩水上ライン)と岩瀬散策を楽しみました。全盲のIさんとUさんの感想を交えて報告します。
富岩(ふがん)運河は、富山市の環水公園と港町・岩瀬を結ぶ、長さ5.1kmの運河です。遊覧船が運航され、岩瀬までは1時間のクルーズです。富山市の開花は3月28日でしたが、この日、両岸の桜は見事な満開でした。
Iさん「窓がなくて、外に面した座席に座ることができ、風を受けながら、空気の匂いを感じながら、船に乗ることができました。見える風景を、ていねいに説明していただいて、会話もはずみ、みんなで笑いあいながら、とても楽しいクルーズです」。
途中、中島閘門(こうもん)では、水位調節を体験しました。この運河の水面は、海と内陸とでは2.5メートルの高低差があります。海へ向かう場合は、船が閘門に入ってから後ろの扉を閉めます。前後を仕切った状態で水を排水し、水位を下げてから、前の扉を開けて前進するのです(写真は、船の後ろで扉が閉まるところ)。
岩瀬では、ランチを取ったあとグループに分かれて行動しました。Iさん、Uさんのグループは、展望台へ。展望台からの眺めは素晴らしく立山連峰、富山湾などくっきり見えました。
Uさん「そのあと、静かな岩瀬の街を歩きましたが、古い街並みは、時間がゆったりと過ぎていくような感覚になりました。鳥の鳴き声、時折吹く風の音などここちよかったです」。
岩瀬は江戸時代から、日本海を行き来する北前船の港町として栄えてきました。廻船問屋などがある古い町並みは、風情があります。
同時に、おしゃれな店も次々と生まれています。休憩したのは、カフェ「MUROYA」。雰囲気も味もばっちりでした。
Iさん「カフェのティータイムは、今日の思い出を話しながら、デザートを食べました。甘いものは別腹です!幸せなひとときでした。とくに、酒粕マカロンがおいしかったです」(写真は、大吟醸の酒粕を使ったマカロンのパッケージ)。
天気にも恵まれ、楽しい一日となりました。Uさん「また夏とか秋とかこういうお出かけツアーあればいいなと感じました」。
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