定例会~JR西日本の駅無人化問題~
3月20日 定例会~JR西日本の駅無人化問題~
去年、JR西日本は、2030年度までに富山県内の9駅を無人化する計画を発表しました。人口が減ることによる労働力不足や利用者の減少に対応するため、としていますが、障害のある利用者からは不安の声が上がります。
全盲難聴の九曜会長は、ホームから転落した経験があります。「急いで電車に乗ろうとしていた。止まっている電車に触って、入口を確認したつもりだった。しかし、入口だと思ったのは、カバーがつけられていない車両と車両の連結部分で、下まで落ちた。すぐに回りの人たちが気づいてくれて、運転士などに連絡してくれて、ホームに上がることができた。駅が無人化されるということは、駅員の人的サポートが得られなくなるということ。心配だ」。
このほか、会員からは、
- 障害者は、駅の窓口に障害者手帳を提示し切符を買っている。無人化になるとどうなるのか。
- 無人駅を利用するときは「前もって連絡下されば、社員が駅に行きます」と言われたが、急に予定が変更になった場合、困る。
- 無人駅になるとトイレも閉鎖されるらしい。腎臓が悪いので、用を足すところがなくなってしまうのは心配。
などの意見が出ました。
去年の12月、九曜会長は、富山障連協(富山障害者(児)団体連絡協議会)とJR西との話し合いに参加しました。今後も障連協とともに、無人化によって発生する課題や会員の要望を、JRに伝えていきたいと考えています。
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