盲ろう者とは目と耳両方に障害のある人のことをいいます。
富山盲ろう者友の会では、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。

現在の位置: ホーム > 盲ろう者と通訳技術 > 翻訳技術 概説 > テレビおこし > 「テレビおこし」とは

「テレビおこし」とは

本文開始


「テレビおこし」とは

目的

「テレビおこし」は、盲ろう者のための情報保障手段の一つで、テレビに代表される動画情報(音声と映像を併せ持つ情報)を文字情報に変換したデータおよびその提供サービスを指します。
盲ろう者が、なんら補足情報が無い状態でテレビおこしのデータだけを読み、晴眼者・聴者がテレビを見るのと同じだけのものが享受できるようなデータの提供を目的としています。
この目的には、データ形式・データ提供の方法など、システム面の利便性向上も含まれます。

方針

盲ろう者と言っても視力聴力の状況は様々ですが、基本的には全盲ろうの状態、「見えない・聞こえない」を前提として作業を進めます。
これは、安定したサービス提供の為には、ある程度の基準の統一が必要であるためです。
テレビおこしは、個人の特定の目的のために特別に提供する情報ではなく、代表的な公共情報であるテレビ等の情報を盲ろう者が当然に享受するための日常的な情報保障ツールという位置づけで考えています。

データ形式

テレビおこしは、点字データではなく漢字仮名混じり文で作ります。
仕上げの形式は2種。
点字ユーザーを対象とするテキストデータと、弱視者等を対象とするPDFデータ。
両者の内容は基本的に同じなのですが、レイアウトと表記の2点において、それぞれの利用特性に合うようにデータを加工します。
テキストとPDFである理由は、互換性と安全性を考慮して。


Last Update 2010-06-03 (木) 12:44:51

本文終了

powered by Quick Homepage Maker 4.27
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional