「視覚障害」についての学習会
「視覚障害」についての学習会
2月13日、公益財団法人・富山県アイバンクコーディネーターの入江真理氏を講師にお招きし、聴覚障害者センターで「視覚障害」についての学習会を行いました。(参加者からの感想を掲載)
「盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会」でも、視覚障害者の生活や、通訳・介助・情報伝達の方法などを勉強しました。忘れていたこともあり、今回参加して良かったと思いました。
講義の後は、ガイドヘルパー役とアイマスクをした視覚障害者役のペアで、疑似体験を行いました。まずアイマスクをして、ガイド役の右肘を持ち、2階からエレベーターで1階に下り、階段を上ってスタート地点に戻りました。
「盲ろう者の疑似体験よりは簡単だろう」と思っていましたが、いざアイマスクをすると、どこに何があるのかわからない状態。暗闇の中、ガイドを信じて歩くのも階段を上るのも、不安が沢山ありました。つい、自由になる手で空中を探り、障害物がないか確かめたくなります。自分がガイドヘルパー役をした時も、相手の歩き方、肘を持つ手の力加減で恐怖心があるのがわかりました。
信頼されるべきガイドヘルパーとして、何が必要かを考えさせられました。オドオドした動きは相手に不安を与える材料のひとつです。沢山の情報を伝え、自信を持ってガイドすることが大切だと思いました。生半可な気持ちでできる事ではないと心しました。
(F.Y)
学習会には、自分の知識や介助者との関わりについて学べると思い、参加しました。
普段知ることのできない目の構造や病気、役割や視覚障害について。そして「目は五感の長。情報の90%以上は目から得ている…」と、日常生活での目の働きや大切さを学び、初めて知ることや考えさせられることがたくさんありました。
体験学習では、何が怖くてどうして欲しかったかを感じ取ることができ、良い経験でした。
自分自身の今までのガイドヘルプのあり方を見直すきっかけになりました。自分勝手な思い込みや行動は、大きな失敗にもつながると聞き、身が引き締まる思いでした。コミュニケーションはもちろんですが、何よりもお互いの信頼関係が一番大切だと思いました。今後の活動に活かしていきたいと思います。
(T.T)
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